健康になりたければ知っておきたい小麦(グルテン)が体に及ぼす影響

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皆さんグルテンという言葉を聞いたことはありますか?

よくグルテンフリーとかダイエット商品でありますが、そもそもグルテンって何か知っていますか?

今回はグルテンについて、ちょっと聞きたくなかったよ思うような内容ばかりになりと思いますが、とても大事なことですので是非最後までご覧になっていただけたらと思います。

小麦の構造

小麦の小さな実の中には、「皮部」「胚芽」「胚乳」と呼ばれる部位があります。

「皮部」は、小麦の実を覆う皮の部分で、小麦の約15パーセントを占めます。

ここには食物繊維や鉄分、カルシウムが豊富に含まれます。

「胚芽」には良質なたんぱく質の他、ビタミンやミネラルが集中的に含まれます。

小麦の実の約2パーセントを占めます。  

そして「胚乳」が白い小麦粉となる部分です。

小麦の約83パーセントを占めます。

主成分はブドウ糖ですが、グリアジンとグルテニンという2つのタンパク質も含みます。

グリアジンとグルテニンは水を含むと、ネバネバとしたグルテンとなります。

つまりグルテンは、簡単に言えばタンパク質の一種ということです。

グルテンが体に与える影響

グルテンが体内に入ると、体の各所で炎症を起こす性質を持っています。

なぜそのようなことが起こるかというと、免疫システムがグルテンに対して反応するからです。

風邪のときにあらわれる発熱や咳、鼻水などは、免疫細胞の働きによって炎症が生じている状態です。

炎症は免疫システムが正常に働いている証拠なのですが、それがグルテンを摂取したときにも起こります。

特定の食べ物に含まれるタンパク質に免疫システムが反応することをアレルギーと言いますが、グルテンでもアレルギー反応が出る人がいます。

つまりグルテンは摂取することによりアレルギー反応がでて、それにより体に様々な症状が現れる可能性があるということです。

またアレルギーだけでなく、以下のような症状を引き起こす可能性もあります。

  • 肩こり
  • 片頭痛
  • 関節痛
  • 下痢、便秘、腹痛
  • 吐き気、嘔吐
  • 肌荒れ、シミ、くすみ、ニキビ
  • 生理痛、不妊症、月経症候群
  • 認知症、アルツハイマー病、統合失調症
  • ADHD、自閉症

グルテンは依存する

様々な症状を引き起こす可能性のある小麦ですが、じゃあやめようと思っても簡単にやめれないという方が多いです。

ダイエットしていて炭水化物を摂るのをやめなくちゃと思うほど食べたくなってしまう、一口食べると気持ちが落ち着くなんて経験ありませんか?

それはグルテンが脳に中毒症状を起こす成分が含まれており、麻薬に似た禁断症状が現れるからです。

グルテンは胃腸で消化されると、ポリペプチド化合物に分解されます。

ポリペプチドとは、アミノ酸が10個以上結合した化合物で、タンパク質よりも分子量が低いものを呼びます。

小麦ポリペプチドは、血液脳関門という脳の血管の関所のような場所を通過できる性質をもともと持っています。

脳に侵入すると、脳に存在するモルヒネ受容体と結合します。

その結果、グルテンをとると気分が高揚し、多幸感が生じるというのです。

こうしてグルテンの中毒症状が起こります。

できるだけ小麦を控える

こうして様々な症状を引き起こし、かつ中毒症状が現れるグルテンですが、どのようにしたら控えることができるようになるでしょうか?

大事なことはいきなりすべてを断つのではなく、少しづつ減らしていく努力をすることです。

例えば1日3食食べている方でしたら、1食は小麦が含まれていない食事にしてみてはどうでしょうか。

そこから1日おき、3日おきとだんだん小麦を食べないようにして、できるだけ小麦の摂取を控える習慣を作っていけるといいと思います。

そして少しづつ実践しながら、体調の変化をみてあげてください。

前述した症状がある方は、症状がでなくなってくれば脱小麦の成果がでていると実感できるはずです。

逆にグルテン依存から抜け出し体が本来の機能を取り戻すと、再び小麦を食べると「おいしくない」と感じるようにもなります。

このように感じれば依存症を脱していると判断していいでしょう。

いつやるの?いまでしょ!

まだまだ小麦に関することは書ききれないほどありますが、今回は簡単に小麦が身体に及ぼす影響についてお話ししました。

少しでも自分に当てはまることがあれば、今すぐに脱小麦をすることをお勧めします。

これはお金をかけずに体を良くすることのできる究極の食事術です。

思い立った今がやるとき。

実践した人にしかわからに本当の健康な体を手にしてほいと思います。

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